勤務鍼灸師としてはあと14日。実際に自分の店を稼働し始めるのは、やはり早くても3月末になりそうです。
勤務先の患者さんには最後まで誠実に、今まで通りに施術をさせていただこう、と気持ちを改めている夜でございます。
自分の店としてやり始めたら切実になってくるのは主にお金の問題ですが、実はもっと大切なのは患者さんに対してどうしていくかだと思っています。
独立する最大の理由は、自分の思う通りに治療をすること。
鍼灸という方法が患者さんにとってメリットになると信じているし、そのためには勤務先の制約の中では難しかった。だからこそ、独立するのだということ。
コンセプトを「こころと身体を空にする」と掲げたのは、東洋医学で治療をしていくという宣言です。ただし、それに固執するつもりもありません。
いろいろなことを学び、自分の実力の範囲(技術とコストが主ですが)で、最大限の効果を患者さんにフィードバックすること。それこそが治療家としてやらなければならないことだと考えています。
鍼灸へのハードルを低くすることも一つ。無駄な時間を患者さんに負担してもらわなくてもいいようにすることも一つ。経営的に安定し、持続的に治療を提供することも一つ。
様々な部分でレベルアップしなければならない。今の自分には足らないことが多すぎる。
それでも、今よりはもっとできることが多くなる。
だから開業するのだ、と。
改めて目標を明確にしているこの頃。
鶯谷の関川先生に言われた言葉。
「いい治療をすれば、患者さんは自然と集まってくる」
よくよく、言葉の意味を理解し、実践していこうと思います。
東洋医学はこころと身体の関係を重要視します。一人ひとりに寄り添える治療を、森空堂では提供したいと思います。
うん、頑張ろう。
勉強しなければ!