シンタローの穴ぐら鍼灸雑記 〜東洋医学issue〜

開業鍼灸師のシンタローが東洋医学や鍼灸についてつらつらと書いています。

腸活サポート。

こんばんは、穴ぐら鍼灸師のシンタローです。

最近何かと話題の『腸活』。
腸活というのは、腸の活動を活性化させて健康を保とうということ。

金スマでテーマになっているくらいですから、ぼちぼち需要のあることなのでしょう。
ドクターも腸の調子を整えることに注目しているようです。

腸といえば便秘や下痢、と連想する方がほとんどだと思います。
ですが、花粉症の方が腸の調子を整えることで症状が改善したという例もありますし、腸内環境の正常化ないしは改善というのは、どうにも体にはいいらしい、ということが昨今研究で明らかになっています。

そこで、鍼灸と腸活の関係を考えてみます。
大腸と小腸はともに臓腑の腑に属しています。陰と陽では陽に配分され、それぞれ肺・心と関係が深いです。
が。
まぁ、これはややこしくなるのでとりあえず割愛(笑)

鍼灸で腸の働きを整えられるか否か、で言ったら整えられる、と言えます。
単純なことで言えば、単にお灸でお腹を温めるだけでも効果は出るんです。
それだけでなく、脈診や腹診をしたりすれば、もっと明確に腸の状態を考えることができます。

シンタローは、足首の寒熱でお腹に冷えがあるかどうかを診ることが多いですが、脈診を加えることでさらに詳しく診ています。

下痢や便秘といった明確な症状がなくとも、なんとなく調子が悪いということもありますから、患者さんと話をして掘り下げていくと、原因として腸の調子が悪いなんてことも多々ありますね。

そんなときは、鍼で体の熱を動かして循環を正常化し、お灸で補ってみるとかなり調子がよくなります。

そう考えると、鍼灸で腸活をサポートすることはあまり難しいことではない、のかな?
マジで、腸活メニューを考えようかなぁ…。 

さて、ちらっとですが、腸活について書いてしまいました。
不安なときは鍼灸師に相談してみてもいいと思います。むしろ、してください。
なにかは変化があると思いますよー。


余談ですが、ヨーグルトを食べることを習慣化するとお通じは良くなります。体験談として(笑)