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シンタローの穴ぐら鍼灸雑記 〜東洋医学issue〜

開業鍼灸師のシンタローが東洋医学や鍼灸についてつらつらと書いています。

鍼灸を継続して利用すること。

こんばんは、穴ぐら鍼灸師のシンタローです。

今回は鍼灸の継続利用についてです。

患者さんと話していると、急性症状についての質問が多いような気がします。
確かに鍼灸が筋や筋膜の急性症状に対して、即効性があるというのは確かにあります。
ぎっくり腰や寝違えに対しては施術後に劇的な効果を出せることがありますから、これについては間違ってはいないでしょう。

ただ、シンタローとしては鍼灸の真価は継続的に利用していただいたときに初めて実感できるものだと考えています。

東洋医学の考え方の原則に「未病を治す」というものがありますが、これはざっくり言えば「病気にならないように予防しよう」というもの。
いざ病気になると治療費がかさみますが、そうなる前に体調を整えることが大切ですよね、という考え方です。
現代医学でもこの考え方は近年浸透してきていると感じています。花粉症の予防で考えると分かりやすいかもしれません。

まぁ、保険を利用するというのが大前提になっている現代日本においては、なかなか自費診療の鍼灸にシフトしにくいでしょうけれども、それでも体調管理やコンディショニングという意味では鍼灸の継続利用がもう少し一般的になればいいなぁと思います。

月に一度鍼灸の全身治療を受ける習慣が確立すれば、医療費の削減にも繋がるはずですし、多方面で利益のあることなのではないかなー、と常々感じています。

そのためには鍼灸師東洋医学をもっと真剣に突き詰めて、筋アプローチだけでなく経絡治療のような全体論の治療法を深く使えなければならないと思いますが……。

患者さんのトータルの負担を軽減し、治療者にも利があり、社会全体の負担減に繋がる方法の一つとして、鍼灸も選択肢になるといい。
そんな風に日々考えて、雇われ鍼灸師は実践しています。

めまいや耳鳴り、なんとも言い難い不安感、生理痛や胃のむかつきなど、鍼灸の適応範囲は思ったより広いです。

「病院に行くほどではないけど少し気になる」というときに、『とりあえず鍼灸師に相談してみよう』と思える風潮になれば、もっと過ごしやすい社会になっていくと思うんだけどなぁ。

と、後半は愚痴のようになってしまいました。
鍼灸の可能性をもっと示していければ、穴ぐら生活から脱出できるかもしれませんねー。